No.16 2004.05.20
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■ 観光情報学会 Mail NEWS ■
━━━━━━━━━━━━━ www.sti-jpn.org ━━━━ 2004.5.20 No.16
━INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 講演会「ITSに係る最近の技術について」ご案内
日時:5月24日(月)14:40~16:30
(北海道ITS推進フォーラム総会終了後開始)
場所:札幌市札幌市男女共同参画センター ホール
(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
□ 観光情報学会第1回全国大会シンポジウム ルポ
観光情報学会全国大会 各観研発表の巻
ニセコ観研 主査 ニセコレルヒホテル 脇山 潤
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===講演会「ITSに係る最近の技術について」ご案内=========
日時:5月24日(月)14:40~16:30
(北海道ITS推進フォーラム総会終了後開始)
場所:札幌市札幌市男女共同参画センター ホール
(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
主催:北海道ITS推進フォーラム
対象:北海道ITS推進フォーラム会員、一般
参加費:無料
プログラム:
14:40 開 会
14:45 講演1)「IDタグを利用した観光情報等の提供(仮題)」
講師:大阪市立大学大学院工学研究科 助教授 内田 敬 様
※IDタグによる観光旅行者向けの情報提供などについて、
関西で実施された実験結果などを交えご講演いただきます
15:15 質疑応答
15:20 講演2)「電波を利用した「道の駅」の発展的機能に関する研究(仮題)
」
講師:総務省東海総合通信局電波管理部 部長 梅原 忠志 様
※中部地方において検討されている「道の駅ラジオ」の研究結果
についてご講演いただきます
15:50 質疑応答
15:55 講演3)「QRコードの活用事例(仮題)」
講師:(株)アルプス社制作本部製品企画部 部長 山口 久典 様
※二次元バーコードの一種であるQRコードについて、アルプス社の
取り組みを交え、ご講演頂きます
16:25 質疑応答
16:30 閉 会
(なお、講演順、内容などは変更になる場合がございますのでご了承ください)
問い合わせ先:
info@hokkaido-its.jp
http://www.hokkaido-its.jp/
北海道ITS推進フォーラム 事務局(札幌総合情報センター(株)内)まで
━REPORT ワッキーの気ままに"ぶっちゃけ"トーク━━━━━━━━━━━━
観光情報学会全国大会 各観研発表の巻
ニセコ観研 主査 ニセコレルヒホテル 脇山 潤
去る3月11日に行われた、観光情報学会の初めての全国大会は、参加者が和気藹
々と楽しめる企画で、非常に有意義なものとなりました。
さて、今回はその大会の中でも、各観研の発表について気ままに書きたいと思い
ます。
発表は、北は"さっぽろ"から南は"おきなわ"まで現在立ち上がっている7つの観
研がそれぞれの活動報告や想いを述べた(かく言う私もニセコ観研として発表し
たのですが)訳ですが、その活動内容は大きく2つの大河と一つの支流に別ける
ことができると思います。(なんじゃ、その分け方は?)
大河の一つは入域客の動態調査等、ハイテク(IT)技術を用いたデータ収集活動。
そしてもう一つは入域客に対する直接的なホスピタリティー向上作戦。ついでの
支流とは、それらの活動に至までの勉強会、つまりニセコ観研のことです。
日本の観光を取り巻く環境は、極めて戦略的かつ客観的データの重要性を理解し
ていない世界であります。(新潟県の越後湯沢のように、その重要性をわかりか
つ利用している所もありますが、それは異例中の異例です)それはとりもなおさ
ず"戦略"の重要性を理解していないということでもあります。
データ集積は、当然入域客の利便性向上やより魅力的な観光地の創造といった、
つまりはホスピタリティー向上に繋がってゆく活動の羅針盤となるものです。現
在はGPSやIT技術を駆使することで、アンケート等のヒューマンなデータをデジ
タルなデータで裏づけをとったり、肉付けをしたりと、より信憑性のあるデータ
への転化が図られると感じました。
次にホスピタリティー向上運動として、幾つかの観研の発表がありました。それ
ぞれの地域でその地域ならではの観光特性やニーズの違いが感じられ興味深いも
のでしたが、入域客に提供する技術系のサービス、IT技術やハイテクを利用する
・させるものは、お客様の立場にたったものなのか、単に『いいだろう』という
発信者側の技術の押し売りなのかを見極めることが難しい問題ですが極めて重要
なことであると感じました。
それぞれの発表全体を通じて感じたのは、ITやハイテクを利用しようとすればす
るほど、最終的にはその観光地のヒューマンファクター、人間力が問われる、あ
るいはキーになるということ。そして実際に重要なのは、確固たるビジョンの策
定とそれらの実現の為のデータ集積であり、ホスピタリティー向上といった"戦
略"で、IT・ハイテクはそれらを実現するツールでしかないということを忘れて
はいけないということでした。集積したデータを生かすも殺すも、ホスピタリテ
ィーを発揮し、よりよい観光地を創造するのも全て人間ですもんね。
でも、最新技術から生身の人間の心までを網羅する学会、観光情報学会ってとて
も面白いですね。
━企業・団体会員リスト━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NECソフトウェア北海道
(株)キョウエイアドインターナショナル
株式会社J-時空間研究所
セントラル・コンピュータ・サービス(株)
(株)デジック
(株)リクルート北海道じゃらん
札幌総合情報センター(株)
(株)十勝毎日新聞社
(株)藤井ビル
日本スーパーマップ株式会社
日本ユニシス(株)
日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
(株)日立東日本ソリューションズ
富士通株式会社
北海道コンピューターマッピング(株)
北海道テレビ
北海道ビジネスオートメーション(株)
北海道新聞社
北陽ビジネスフォーム
(五十音順)
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※本Mail Newsは現在試験的に運用しております.今後とも学会員の皆様方
のご要望などを反映し,よりよいものにしていきたいと思います.ご意見等
がございましたら以下の連絡先まで連絡をお願い致します.
観光情報学会ホームページ:http://www.sti-jpn.org/
バックナンバー:http://www.sti-jpn.org/MailNEWS/index.html
観光情報学会Mail NEWSに関するお問い合先:hajime@do-johodai.ac.jp