No.22 2004.12.28
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■ 観光情報学会 Mail NEWS ■
━━━━━━━━━━━━━ www.sti-jpn.org ━━━━ 2004.12.28 No.22
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□第5回APIEMS 2004 (Asia-Pacific Industrial Engineering and
Management Systems Conference)に参加して
北海道大学情報科学研究科 川村秀憲
□観光情報学会 学会誌創刊号への広告募集について
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■ 第5回APIEMS 2004 (Asia-Pacific Industrial Engineering and
Management Systems Conference)に参加して
北海道大学情報科学研究科 川村秀憲
12月12~15日にオーストラリア・ゴールドコーストの全日空ホテルで行わ
れたAPIEMS 2004という国際会議に参加してきました.この会議には,アジア太
平洋地域を中心とした300名近くの研究者が参加し,インダストリアルエンジ
ニアリングとマネジメントシステムに関する最新の研究成果の発表が行われまし
た.私が発表したのは,大内会長がオーガナイズした観光情報に関するセッショ
ンです.セッションには,北海道大学の長尾先生の「GPSログマイニングに基づ
く個人間こう行動調査に関する研究」,北海道情報大学の斎藤先生による「北海
道野外彫刻ウェブの開発」,そして私の「携帯電話によるメールをベースとした
予約調整システムのマルチエージェント分析」についてそれぞれ約15分程度の
英語の発表を行い,海外研究者と意見を交換しました.事前の準備不足による手
際の悪いプレゼンにもかかわらず,活発に議論を行うことができました.参加し
た研究者は,我々日本と,オーストラリア,韓国,アラブなど様々な国の研究者
であり,みな観光情報という分野に大変興味を持っているようでした.
発表の終了後は,大内会長をチェアとして,参加者それぞれの観光情報に関する
フリーディスカッションを行いました.その中では,携帯電話やGPS,GIS,
PDAといった情報システムの利用,インバウンドの問題など観光情報学会です
でに研究テーマとして取り組んでいることが共通話題としてのぼり,世界的な状
況を鑑みても観光情報学という学問分野の立ち上げの重要性を再認識させられま
した.また,各国の大学における観光学科の状況にも話が及びました.オースト
ラリアや韓国などの大学でも観光学科を持っているところはあるものの,観光が
教育や研究の重点対象として確立しているところはまだあまりなく,今後の重要
性が認識されられました.「このセッションはアジア・太平洋地域のインダスト
リアルエンジニアリングにおける観光情報学のオリジン(源泉)である」という
大内会長の宣言の後,活発な議論を終えました.
学会のあき時間には,ゴールドコーストのサーファーズパラダイスの海岸などに
散歩に行きました.まだクリスマスホリデーシーズン前と言うこともあって,割
と人でも少なく,真夏の海岸線の美しさを堪能することができました.海岸で一
番驚いたのは,ゴミの少なさです.あれほど人手がある海岸でもゴミなどを見か
けることはほとんどありませんでした.砂は鳴き砂で,歩けば「きゅっ,きゅっ」
といった音がし,環境保護と観光資源がほどよくバランスされているということ
に感心させられました.観光ダイビングなどによる珊瑚の保護などまだまだ環境
保全には課題を残しているそうですが,観光を産業として大事に育てている姿勢
が感じられました.
残念ながらビーチで泳ぐ時間はありませんでしたが,観光情報学という新しい研
究分野の国際的な重要性の認識と,観光産業のあるべき姿の一つのお手本にふれ,
観光情報学に対する研究意欲を再燃させつつ,また寒い冬の札幌に戻ってきまし
た.
■ 観光情報学会 学会誌創刊号への広告募集について
観光情報学会
編集担当理事 関口恭毅
拝啓
晩秋の候,ますます御健勝のこととお慶び申し上げます.
さて,現在,学会誌創刊号の年度内発行に向けて,編集作業を
行っているところでございますが,下記の通り,学会誌の
中で広告スペースを提供することになりました.
つきましては,広告を掲載していただける企業・団体の方は
山本雅人 masahito@complex.eng.hokudai.ac.jp までご連絡
下さいますよう,お願い申し上げます.
また,この件のお問い合わせも承ります.
敬具
記
スペース: 一口につきA4版1枚(最大2口まで),白黒印刷.
形式任意.ただし,編集の段階で修正をお願い
することがあります.
価格 : 企業・団体会員 5,000円/口
非会員 20,000円/口
以上
━企業・団体会員リスト━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社HBA
株式会社J-時空間研究所
NECソフトウェア北海道
セントラル・コンピュータ・サービス(株)
(株)デジック
(株)リクルート北海道じゃらん
札幌総合情報センター(株)
(株)十勝毎日新聞社
株式会社電通北海道
(株)藤井ビル
日本スーパーマップ株式会社
日本ユニシス(株)
日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
(株)日立東日本ソリューションズ
富士通株式会社
北海道コンピューターマッピング(株)
北海道テレビ
北海道新聞社
北陽ビジネスフォーム
(五十音順)
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※本Mail Newsは現在試験的に運用しております.今後とも学会員の皆様方
のご要望などを反映し,よりよいものにしていきたいと思います.ご意見等
がございましたら以下の連絡先まで連絡をお願い致します.
観光情報学会ホームページ:http://www.sti-jpn.org/
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